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(日本語) パーパス ~原価・財務部門の存在意義とは?~ (日本語) コーポレートパーパスの実現に向け、原価・財務部門のミッションを作りました!

コーポレートパーパスを実現させるために原価・財務部門が貢献できることは何だろう? 若手メンバーが中心となって*V-FASTを実施し、自分たちの存在意義を話し合いました。原価・財務部門に期待されている役割とは? 価値とは? 皆で意見を出し合う中で気づいたこと、導かれた結論を紹介します。(*仕事の効率向上の課題をチームの知恵と経験を活用して短期間で解決する課題解決ツール。)

(日本語) 原価・財務部門推進リーダー 財務部 川中さん

(日本語) 私の存在意義は「経営判断への貢献」です

※私の存在意義は○○です。現在のあなたの存在意義は何ですか? という問いに、四苦八苦しながら答えていただきました。

(日本語) 腹落ちできない…

原価・財務部門の全体集会でパーパスを説明したのですが、その後のアンケートでは開発や生産部門のような直接的にモビリティの可能性を拡げるという業務に携わっていない自分たちには、なかなか腹落ちできないという声が多数出ました。ならば、一歩ブレークダウンした原価・財務部門としてのミッションを考えてみようよ、パーパスの実現に向けて原価・財務部門の役割を考えることで各個人の腹落ちに繋げていこうよ、ということになり、私が部門内パーパス浸透活動リーダーの立場でV-FASTを実施することになりました。最初に、パーパス、ミッションについてどう感じたか率直に意見を出し合いました。自動車関連の会社として分かりやすいパーパス、会社の方向性があらわされていてよい、自分の業務を見直すきっかけになってよかったというポジティブな意見が出た一方で、自分ごと化するのが難しいというネガティブな意見も多く出ました。

(日本語) 将来、どんなジヤトコでありたいか

次にコーポレートパーパス及びミッションからイメージできる商品やサービスは何かを出し合いました。クリーン、安全、快適、ワクワクというキーワードに対し、「燃費をよくしてクリーンに」「快適な車で移動のハードルを下げる」「誰にでもモビリティを提供するという視点で車椅子を」「皆に手が届くような価格設定を」など。最後に、そのような理想を実現するために原価・財務部門はどうしていけばよいのだろう? という話をしました。

(日本語) 原価・財務部門が大切にしてきたこと

パーパスのもと、原価・財務部門に期待されている役割や価値は何かをみんなで考えたとき、出た結論は「パーパスがなかった今までも、パーパスができた今も、根本的な価値は変わらない」ということでした。原価・財務部門として大切な役割は、一つ目に「利益の最大化に貢献」すること。最大化するためにリソース(資金、費用、投資、人員計画)をきちんとバリデーションして適切に配分・運用し、コストコントロールにおいてリーダーシップを発揮することが求められます。二つ目は「正しく素早く相手のニーズにマッチした処理や情報提供を行う」こと。最適な経営判断、価格競争を行う上で正しい財務情報、正しい原価情報を提供することが原価・財務部門の任務です。ミッションにも社会から信頼される企業として、と書いてありますが、例えば、支払いを遅らせないことや、会計処理を正しく行うことなどが信頼される企業に繋がると思います。まずこの二つは原価・財務部門にとって今までも、これからもずっと大切にしていくべき役割だと、改めてみんなで認識することができました。

(日本語) 原価・財務部門のミッション

その上で、100年に一度の変革期にどう対応していくか。今後ますます外界志向、変化を楽しむというマインドセットが重要であり、原価・財務部門としても例外ではありません。そこで三つ目に「外界志向を持ちながら変化を楽しむ」を加えました。 そしてでき上がった原価・財務部門のミッションがこちらです。

クルーとして参加した二人のメンバーの声を紹介します。

(日本語) 財務部 髙橋さん

(日本語) 私の存在意義は「経営陣に判断材料を提供すること」です。…そうありたいなと思っています。

(日本語) 改めて気づいた自分の存在意義

モノづくりに直接関わっていなくても、原価・財務部門の役割である「利益の最大化に貢献」することが会社のパーパスに繋がる、ということを改めて理解しました。今私はユニットの台当たりコストを管理していますが、その情報が経営判断の材料になっていること、責任もあるけれどやりがいのある仕事をさせてもらっているんだ、ということも改めて認識できました。自分の会社における存在意義を考えるきっかけになり、このV-FASTに参加できてよかったです。これからは、例えば市況に合わせたコストの計算方法を考えたり、DXを活用して作業できないかを考えたりしながら、「利益の最大化に貢献」していきたいと思います。

(日本語) 原価企画部 小畑さん

(日本語) 私の存在意義は「収益の最大化に貢献すること」です。

(日本語) 収益改善できる方策を提案できるようになりたい

正直、パーパスとミッションの検討と言われ、よく分からない状態で参加しましたが、活発に議論できて有意義でした。将来こうあってほしいジヤトコ像をワイガヤしたり、今までワクワク、クリーンなどの視点で業務を考えたりする機会がなかったので楽しかったです。また、参加メンバーが各々いろいろな視点を持ちながら働いていることも分かり、とても刺激的でした。原価・財務部門が果たすべき役割は今もこれからも変わりませんが、VUCA*や不透明な時代にジヤトコとしていろいろなことを模索していく中で、我々もさまざまな分野に目を向けなくてはいけない。そして原価変動のリスクの先行きを見ながら、改善の方策を立てて利益の最大化に貢献していく必要があります。そのためにも単なる結果の集約とか原価の計算屋じゃなく、ほかの部署から原価さん何かないの? と言われたときに収益改善できる方策を提案できる能力を身につけたい。外界志向を持ち、アンテナを高くして異業種、他社の情報を耳に入れながら、我々は何ができるかを考えていきたいです。 *VUCA:将来の予測が困難な状態を意味する。Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字から成る。

皆さん、原価・財務部門の取り組みはいかがでしたか? 変わらない、変えてはいけない価値観を大切に守りつつ、時代に合わせて変化していく柔軟性も取り入れている部門のミッション。ぜひ、皆さんの部門の存在意義を考える参考にしてみてください。

(日本語) 取材は富士A地区2階Cafe+(プラス)で実施しました

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