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(日本語) アントレプレナーシップ体現者たち
保全技術課 PM倶楽部サークル

2024年度より、ジヤトコの企業理念の価値観にアントレプレナーシップが加わりました(T-E⁺-A-M)。今回は実際にアントレプレナーシップを発揮し、6月のジヤトコグループQCサークル大会で金賞を獲得した保全技術課のPM俱楽部サークルの2人に話を聞きました。

(日本語) PM倶楽部サークルの新谷さん(左)と那谷さん

(日本語) まず、企業理念にアントレプレナーシップが追加されると聞いてどう思いましたか?

那谷さん:
正直、最初にアントレプレナーシップと聞いた時はあまり実感がわかず、自分に置き換えた時にも理解が難しかったのですが、色々考えた結果、やることは変わらないのかなと。保全としてプライドと責任感を持つことが結果的にアントレプレナーシップにつながることだと思いました。

新谷さん:
私もアントレプレナーシップという言葉に聞き覚えがなかったので悩みましたが、保全としての仕事に変わりはなく、いつも通りプライドを持って一つ一つ現場に寄り添っていくことが、アントレプレナーシップだと考えています。

(日本語) 保全の仕事は現場に寄り添うこと

(日本語) 6月のジヤトコグループQCサークルで発表した事例を教えてください。

新谷さん:
鍛造工場で最重要ラインとされている栗本4000tラインでの熱処理工程において、搬送ロボットのケーブル断線故障に長年悩まされていました。今回私たちは新しい方法でケーブルの断線を撲滅することができました。

那谷さん:
元々ケーブルにはシリンダーのオートスイッチの電源ケーブルがあり、それが長年当たり前に使われてきました。ただ、本来はシリンダーの動きが見たいので、空圧回路の原理原則を利用することで、オートスイッチではなく、空圧回路で検出できるのではと考えました。そうすることで、ロボットベースにセンサーを移設することが可能になり、先端のオートスイッチを無くして、結果的にはケーブルを無くすことが出来るという考えのもと、プロジェクトをスタートしました。

(日本語) 6月のジヤトコグループQCサークル大会の資料より

(日本語) 改善するにあたり、リスクもあったと聞きました。

那谷さん:
オートスイッチは実際の動きを検知していますが、空圧回路にした場合、エアーの回路で異常があった時に、オートスイッチと同じ精度で使えるか色々テストする必要があったので、苦労しました。
保全は機械系と電気系のスキルが必要とされていて、空圧回路は機械系のスキルが必要とされますが、結果的にはセンサーで検出する、つまり最終的には電気系に落とし込むことが必要です。そこは機械と電気それぞれのスキルが結集しないとできなかった事例だと思います。
専門スキルを持ったサークルのメンバーが、ペアで活動することでレベルアップしながら解決できました。

(日本語) 6月のジヤトコグループQCサークル大会の資料より

(日本語) アントレプレナーシップを発揮できた場面について教えてください。

那谷さん:
最初に設定した目標が断線故障の「撲滅」でした。断線故障を「減らす」作戦であれば、いくつか方法はありましたが、完全に撲滅できたと言い切るためには、今回のような作戦で行く必要がありました。そういった部分では、過去にジヤトコでは実績がないので、「無理かな」と思ったこともありましたし、あきらめかけたこともありました。ただ、「当初の目標をクリアしたい」「目標を変えたくない」と思っていたので、そこはアントレプレナーシップを発揮したところだと思います。

(日本語) 改善するにあたり、上司の方の反応はいかがでしたか?

新谷さん:
今回使用したセンサーはジヤトコで初めての試みでしたが、工長の山﨑さんをはじめ上司の方々には、新しいチャレンジにあたり色々バックアップしていただきました。その期待に応えるべく、現場が生産している枠に合うかどうか何度もトライアルしました。
今回の活動で、長年悩まされていた断線故障がゼロになりました。その過程で、これまで保全は機械系と電気系が分かれていましたが、ペア活動によってお互い気づきが生まれ、日頃の作業に対する意欲が大きく変わったなと思います。

山﨑さん:
(取材の冒頭で)2人がアントレプレナーシップについて、「ピンとこなかった」と言った時、個人的にはうれしかったです。ピンとこなかったということは、元々そういう考え方で仕事をしていたということです。今までは2人が中心となり、アントレプレナーシップを意識してやってきたと思いますが、それが今では組全員にも広がっています。それがすごく変わったと思います。

(日本語) 見守った工長の山﨑さん(左)、那谷さん(中)、新谷さん(右)

(日本語) 2人にとってアントレプレナーシップとは何でしょうか?

新谷さん:
保全部署のお客さまは現場の人たちなので、現場の人の気持ちにどれだけ寄り添えるかと思います。

那谷さん:
こだわりです。改善など普段の保全としての仕事全てにおいて、周りのありがたいアドバイスはありますが、最後は自分がどこまでこだわれるか。自分が設定した目標にどれだけ向き合って、あきらめずにやり切れるか。今後もこだわりを持ってやっていきます。

(日本語) アントレプレナーシップ精神をこれからも!

12月19、20日のQCサークル全国大会(沖縄)も頑張ってください!

(日本語) アントレプレナーシップ関連動画はこちら

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