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(日本語) SUMの逆襲。しかと見よ

ジヤトコが2023年度から応援する静岡大学 学生フォーミュラチーム(Shizuoka University Motors、通称SUM)の、年に一度の大舞台が幕を開けます。「クルマづくりの甲子園」と言われる、学生フォーミュラ日本大会2025(9月8~13日、Aichi Sky Expo)がいよいよ2週間後に迫りました。
EVクラス挑戦3度目の前回大会は、電装系のトラブルで車検を通過することができず、全動的種目で未出走となり涙しました。雪辱を果たすべく、今月のエコパでの試走会まで順調に仕上げてきました。
チームリーダーを務める木村さんと女性部員3名に意気込みを聞きました。

(日本語) 8月のエコパでの試走会の様子

(日本語) チームリーダー木村さん(マネジメント班)

(日本語) チームリーダーの木村さん

(日本語) 充実した大学生活

私たちSUMは、学生の手でマシン設計から製作・評価までを行うチームです。弊チームは電装班、シャシー班、エアロ班、駆動班、コスト班、デザイン班、プレゼン班、マネジメント班に別れて活動しております。
これまでの学生フォーミュラ日本大会はICV クラス(エンジンクラス)で参戦していましたが、2022年度からEVクラスに参加しています。私自身は大学入学直前にモータースポーツに興味をもち、高校時代の友人の影響もありSUMに入部しました。

チームマネジメントとしては、部員数に比例して色々なタイプの人がいるので、その長所をうまく感じ取りながら、まとめることを心掛けています。部員には女性が7人もいますので、色々な視点から意見をいただけるのでありがたいです。想定以上にしんどい時もありますが、実際にマシンが走ることが出来ると、すごく達成感があります。また、通常イメージされる大学生のサークル活動とは違い、SUMではクルマだけではなく、チームマネジメントなど今後社会人生活でも必要な経験が出来るので、充実した学生生活になっています。
私は静岡県の東伊豆出身ですが、この経験を特に静岡県内の自動車産業に生かしていきたいです。

(日本語) スポンサー企業向けには毎月活動報告書を送付

(日本語) 応援してくれる人のため

応援してくれるスポンサー企業様への恩返しは、実際にマシンが走っている姿を見せることだと思っています。
2023年度はレース途中で止まり、2024年度は全く走れなかったので、周囲から「今年は走れないとまずいよ」と言われながら設計・製作してきました。今回は期待に応えられるように大会で確実に走って、学生が頑張っている姿を届けたいです。
2025年度のマシン「浜風 SE-125」のフレーム自体は2024年度と同じなのですが、新しい部品を使うなど色々な箇所でブラッシュアップし、まずは全種目を確実に走れるように進化させました。5月にシェイクダウン(完成した車両が公式走行前にテストを行うこと)し、試走会でも走れて良かったと思います。まずは全種目完走を目標にしていますが、他の大学とも対等に戦って、SUMの戦闘力を見せつけたいです。

(日本語) 細かく仕様を確認

(日本語) お財布事情は、、、

部員の財布事情を言うと、部費(月4,000円)を集めていることに加え、クルマ好きが多くマイカーを持っているので、財布はすっからかんです(笑)。それを賄うためにアルバイトをしている部員は8割くらいいると思います。皆さん、飲食系や塾講師などが多いですね。私は塾講師のアルバイトを週1~2回入っています。

(日本語) 2024年度 ジヤトコフェスタ

(日本語) 2024年度 NISMO FISTIVAL

(日本語) ジヤトコとの関係性

ジヤトコさんには2023年度からお世話になっていますし、以前工場見学にも参加させていただき、職場の雰囲気がいいなと感じました。会社のインターンシップにもぜひ、参加させていただきたいと思いました。
ジヤトコフェスタやNISMO FESTIVALなどのイベントに誘っていただき、ありがたいと感じています。これからもぜひ、よろしくお願いいたします。

(日本語) 安西さん(エアロ班・マネジメント班)、瀬戸さん(駆動班)、松崎さん(シャシー班・マネジメント班)

安西さん:私は新入生歓迎会のカート(試乗会)と、同じ学科の先輩と仲良くなりたかったのが理由でSUMに入部しました。
学科の勉強とはかけ離れていることを学んでいるので大変ですが、スポンサー企業様と関わる機会は普段の生活では味わえません。工作機械を扱えたりもするので、新鮮なので楽しいです。
今はSUMで忙しいのですが、大学院に進学したいので、これからは本業も突き止めていきたいです!

瀬戸さん:私は元々クルマに興味があって、図面が書いてみたいと思っていました。SUMは女性の先輩が多いので、すごく楽しそうだなと思って入部しました! 私は機械工学科なので、学科で学んだクルマの空力や熱力が、実際のモノづくりにどう生きているかを間近で勉強させてもらっています。

松崎さん:先に言われちゃったな(笑)。
私はモノづくりに興味があったので、SUMに入部しました! 色々なスポンサー企業様について学べますし、一番は工作機械を使うことが多いので楽しいです。マシンづくりは学科の勉強とは少し違いますが、学科でも空力は学ぶことがあるので、共通点はあります。

(日本語) (左から)安西さん、瀬戸さん、松崎さん

3名:ぜひ、応援してください! よろしくお願いします。

(日本語) SUMのメンバー。SUMのXより

SUM…2004年に設立し、学生フォーミュラ日本大会には第2回大会から出場。2022年からEVクラスに挑戦し、2025年度のマシン名は「浜風 SE-125」。メンバーは1年生12名、2年生18名、3年生8名、4年生3名、大学院生3名の合計44名で構成されている。

学生フォーミュラ日本大会…公益社団法人自動車技術会主催。学生が企画・設計・製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーで競技を行う。審査クラスはICV(ガソリンエンジン)、EV(電気)の2つで、審査種目は車検・静的審査・動的審査の3つ。大会当日はジヤトコ・ジヤトコ エンジニアリングの従業員もボランティアとして参加している。

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