(日本語) ジヤトコでは、QCサークル活動(小集団改善活動、以下QCC活動)とV-up(課題解決プロセス)という2つのアプローチが、日々の業務改善や課題解決の場で活躍しています。
一見、異なるように見えるこの2つの活動ですが、実は根底に流れる「問題解決の本質」は共通しています。
今回は、QCC活動を推進する品質保証部の亀井さん・宮原さん・伏見さんと、V-up活動を推進する経営企画部の中川さん・松下さん・渡邊さん・平井さんによる対談で、それぞれの魅力やジヤトコの強み、そして今後の展望について語っていただきました。
(日本語) QCC活動が育む成長と質向上の工夫
(日本語) 伏見さん(QCC推進者):
もともとQCは嫌いだったんです。
中川さん(V-up推進者):
え?そうなの?今も嫌いなの?
伏見さん:
今は、”嫌い”から少し良くなって”苦手”になりました。
中川さん:
”嫌い”から”苦手”になったのはどうして?
伏見さん:
答えが分かっているのに、その間をわざわざ考えるのって面倒だな、と思っていて。だから嫌いだったんです。でも、やり方が分かるようになってからは、必要なことだな、と思えるようになりました。でもまだ苦手ではあります。
(日本語) QCC推進者である伏見さんの「QCが嫌いだった」という衝撃のコメントからスタートした対談。しかし、QCの本質に触れるにつれ、少しずつ前向きな気持ちに変わっていったことを聞いて、一同安心しました。
QCを前向きに捉えられるようになる背景には、職場の雰囲気が影響していることが次の宮原さんの話からも分かります。
(日本語) QCサークル全社大会の司会を務める伏見さん
(日本語) 宮原さん(QCC推進者)
私にとっては、QCをやることが当たり前でした。先輩たちが率先してQCC活動に取り組む姿を見て育ち、テーマリーダーやサークルリーダーを経験する中で成長も実感してきました。さらに発表の場を通して、上司から褒めてもらえるのは嬉しかったです。
(日本語) QCサークルのリーダーは、リーダー層が担うことが多く、工長はQCサークル長となり、監督者は教える立場に。こうした仕組みが人材育成にもつながっています。
(日本語) QCサークル全社大会の運営を支える宮原さん
(日本語) 亀井さん(QCC推進者):
QCC活動では、以前は件数管理が中心でしたが、質へシフトしたことが大きな転機でした。ガイドラインを作成したり、JEPSとのつながりを示す工夫をしたりして、活動の価値を高める取り組みを進めてきました。
(日本語) QCC活動は、件数管理から「質の向上」へと軸足を移し、ジヤトコの問題解決力をさらに高める取り組みへと進化してきました。ガイドラインの整備やJEPSとの連携など、現場での工夫を積み重ねることで、QCCは単なる改善活動にとどまらず、人材育成の場としても価値を発揮しています。
こうした質を追求する姿勢は、ジヤトコ全体の成長を支える重要な要素であり、今後も「より良い解決力」を目指してステップアップしていくことが期待されます。
(日本語) QCC活動推進の統率者、亀井さん
(日本語) V-up活動が拓く論理性とグローバルな連携
(日本語) 渡邊さん(V-up推進者):
V-upは、3Rといって、最初に課題設定をし(Right Project)、その課題に応じたクロスファンクショナルなチーム編成をし(Right Person)、適切な手法(Right Method)で課題解決に取り組みます。QCはサークルメンバーを決めてから課題設定をするので、この順番がQCとは異なりますが、魅力はQCの魅力と同じです。
中川さん(V-up推進者):
QCと同じ魅力というのは、具体的に?
平井さん(V-up推進者):
結論に辿り着くまでに現状把握や要因分析をしっかり行うので、なぜその結論なのかを人に説明できる。だからこそ、相手を説得する力につながるのがV-upの魅力です。そして、このプロセスはQCと同じストーリーであり、論理的な流れを大切にする点が共通しています。
中川さん:
論理的な流れは共通しているポイントだね。
渡邊さん:
V-upならではの強みは、クロスファンクショナルなチーム編成です。異なる部署や海外拠点のメンバーとチームを組むことも多く、立場や文化が違っても、共通言語であるV-upのステップを意識することで自然に議論が進められます。だからこそ、グローバルな課題にもスムーズに対応できると思います。
松下さん(V-up推進者):
V-upの特徴としてはもう1つ、数年前に、課題解決の手法として価値創造型のプロセスが仲間入りしました。これまでの失敗や手戻りを避けながら論理的に解決する改善型とは異なり、共感を起点に『楽しい』『感動』など定量化しづらい価値を重視し、失敗を恐れず小さく試して仕上げていく、価値創造プロセスです。時代に合わせてV-upそのものも進化しています。
(日本語) 間接社員向けの各種V-up研修の講師も実施しています
(日本語) V-up活動は、QCと同様に論理的な問題解決プロセスを重視しながら、クロスファンクショナルなチームで複雑な課題に挑む点に特徴があります。異なる部署や海外拠点のメンバーと協働し、共通言語を軸に自然な議論を進められることで、ジヤトコ全体の問題解決力はさらに強化されています。
(日本語) さらに近年では、従来の改善型アプローチに加え、「共感」や「価値創造」を重視した新しい手法も取り入れ、V-upそのものも時代に合わせて進化を続けています。
こうした多様なアプローチとグローバルな連携が、ジヤトコの成長を支える大きな力となっています。
(日本語) 共通する本質と、ジヤトコらしさ
(日本語) QCもV-upも、アプローチに違いはありますが、「現状把握、要因分析をして、方策を考え改善する」という本質は同じです。
この問題解決のサイクルが文化として根付いていることこそ、ジヤトコの強みです。誰もが“自分ごと”として課題に向き合い、改善を続ける――それがジヤトコらしさだと、推進者たちは口をそろえます。
今後については、亀井さんから「QCC活動を間接部門にも広げていきたい」、中川さんから「V-upで活用している手法や精神は、社内だけでなくパートナー企業にも広げ、社会貢献にもつなげたい」という期待が語られました。
さらに、亀井さんは「QCもV-upもエッセンスは同じ。両者を融合させた『J-QCV』のような取り組みも面白いと思う」と、新しい挑戦への可能性を示しています。
QCとV-up、両輪でジヤトコの“改善し続ける力”を高めながら、その取り組みはさらに進化し、未来へと広がっていきます。










