気づけばもう年の瀬。朝、自転車に乗って吐く息が白いのを見るたびに、「今年もあと少しだだなあ」と感じます。冬休みまであと数日というこの時期、皆さんもどこかそわそわしているのではないでしょうか。忙しさのピークを越え、ふっと肩の力が抜ける瞬間。そんなタイミングに、少しだけ足を止めて一年を振り返ってみたいと思います。
(日本語) 記事を書く日に見えた富士山を載せようって決めていました。いつもバッチリ見えるわけじゃない、それでいいんです。ありのままでいい。
まずは、今年一年おつかれさまでした。振り返れば、予定外のトラブル対応や、急に飛び込んできた新しい仕事、「え、今日やるの?」というタスク…いろんなことがありました。でもそのたびに、周りの仲間がなんだかんだ手を差し伸べてくれて、気付けば乗り越えている。そんな光景を、今年も社内のあちこちで見かけました。
たとえば工場の朝。寒さで体が固まり気味の中、元気よく交わされる「おはようございます!」の声が、真冬のラジオ体操よりもずっと体を温めてくれました。別の日には、会議室の前がざわついているので覗いてみると、モニターがうんともすんとも言わず固まっていて、担当者が青ざめていたり。でも最終的には「いったんコンセント抜いてみよう」と誰かが言い出し、なんだそんなことか~と無事解決。そんな“あるある”に、ちょっと笑ってしまった一年でもありました。
また、どれだけ忙しいときでも、誰かが差し入れてくれる温かいコーヒーや、ちょっとしたお菓子の存在は侮れません。甘いものが机の上にあるだけで、なぜこんなに仕事のスピードが上がるのでしょうか。「糖分は正義」。これに尽きます。
けれど、今年の、というか今年も、一番の財産はやっぱり“人”でした。部署は違っても、立場が違っても、困ったときは相談し合える誰かがいること。忙しさの中でも、ふとした会話や笑いがあって、なんとか前に進んでいけること。そんな日々が積み重なって、今日の私たちがあります。
そして、そんな“人の力”を痛感した個人的なハイライトが、地域の消火技術競技大会への出場でした。毎年、鋳造と鍛造の皆さんが何チームも参加している大会ですが、今年は業務が忙しく、女子チームの練習時間が確保できないという事態に。そこでなぜか「じゃあ広報チームで出ます!」というノリで、勢いで出場することに…。しかし、“会社を代表して出る”となれば、ノリだけで終わらせるわけにはいきません。昼休みに会社の敷地の隅っこで自主練、現場の監督者の方々に指導を仰ぎながら、本気の練習を重ねました。雨の日は過去大会の動画を研究するという、まるで部活さながらの日々。
その成果か、本番では出場チームの中で一番大きな声で、そして最短タイムで競技をやり切りました。声の迫力とスピードに会場がどよめき、「広報、意外とやるじゃん!」「かっこよくて、感動した!」なんて言葉も聞こえてきて、心の中でガッツポーズ。しかし結果は惜しくも銀メダル。表彰式ではで悔しさが溢れ、思わず号泣してしまいました。
けれど、この大会を通して学んだ「自分たちの職場は自分たちで守る」という自主防災の大切さ、そして一緒に出場したジヤトコチームとの強い絆は、金メダル以上の宝物になりました。
そして、冬休みが近づくと、「今年やり残したことが…」と焦りがちな人もいるかもしれません。でも、ゆっくり休むことも大切な仕事のひとつ。むしろ、来年のための“充電”と考えれば立派な業務です。休み中は、ぜひ皆さんの好きなことに時間を使いましょう。家族と過ごすのも良し、趣味に没頭するのも良し、ただただこたつでみかんを食べるのだって素晴らしいエネルギー補給です。
最後に、来年の話を少しだけ。
2026年も、会社としての新しい挑戦は続きます。飛躍の年になる予感がありつつ、それでも私たちが大切にするものは変わりません。仲間と支え合いながら、一歩ずつ進んでいくということ。そして時々、盛大に笑う。これはきっと来年も続いていく“ジヤトコらしさ”です。
もし来年、つまずく日があっても、この一年を乗り越えた私たちなら大丈夫。たぶん、思っているよりずっと強いし、周りには頼れる仲間がたくさんいます。
一年おつかれさまでした。そして、今年もありがとうございました。
どうか良い冬休みをお過ごしください。暖かくして、しっかり休んで、充電してまた来年、元気にお会いしましょう。
2026年も、皆さんの日常にたくさんの笑顔がありますように。
これからも皆さんがクスっと笑ってしまう小ネタを提供し続けたいです。










