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リケジョに学ぶ自由研究のコツ
~会社の枠を超えて活動してみました~

2022年8月7日(日)、富士南まちづくりセンターで富士市男女共同参画学級委託事業「自由研究 はじめのいっぽ」が開催されました。子どもの頃、夏休みの自由研究って何をしたらいいの? と悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。そんな悩みをもつ子どもたちに身近な素材や食にまつわる「かがく」を通じて、自由研究のやり方を教える場が提供されました。主催する市民団体”おやこそだちの会”代表の本多さくらさんはママでリケジョで研究者、自身の子育ての経験を生かしながら、子どもたちに楽しく「かがく」を学んでほしいと、富士市とタッグを組んだ事業を初めて企画しました。

今回、この事業のサポートにジヤトコから4名のリケジョ(理系出身の女性社員)が参加する、ということを聞きつけ、現場に潜入してみました! リケジョの皆さんが会社の枠を超えた事業への参加を通して何を思ったのか、最後までお付き合いください!!

会社の枠を超えた活動に情熱を注ぐ4名のリケジョの皆さん

左から 南部さん 組立技術課(愛称:なんべちゃん)/ 河野さん 試作課(愛称:みゆちゃん)/ 大木さん 工具技術課(愛称:ごりちゃん)/ 望⽉さん 第一品質技術課(愛称:ゆうぽん)

リケジョの皆さんは子どもたちに気さくに呼んでもらえる愛称名札を付けて、笑顔でやさしく接していました(普段の仕事では見られない一面かも)。

「自由研究 はじめのいっぽ」ではどんなことをやるの?

夏休みの自由研究に対してご自分が子どもの頃や親になって子育て中に「何をやればいいのか」「何に取り組ませればいいのか」「空からアイディアでも降ってくればいいのに」というような悩みを抱えた経験があるのではないでしょうか。このプログラムでは、働くリケジョの皆さんが自由研究のまとめ方から学校の代表にもなれそうな裏ワザまで丁寧に教えてくれる、超絶ありがたい講座です。
心をグッとつかむ研究タイトル、うまくいったことだけではなくて失敗したことや予想と違ったことも考察する、デザイナー気分で魅せる作品に。参加した子どもたちはもちろん、親御さんたちも、ちょっとした工夫で自由研究の出来を大きく改善することができると気づいた1日のようでした。

プログラムには事前ヒアリングで子どもたちがやってみたいと興味を示したことを、実際にやってみた! に変える実験型プログラムが組み込まれています。発砲スチロール飛行機に工夫を施して飛行距離を延ばす実験、さまざまな野菜の中で水に浮かぶものと浮かばないものを仕分ける実験、トマトの甘さを見極める実験など、どれも子どもたちが楽しみながら「かがく」を学んでいる姿が印象的でした。

どんな野菜が水に浮くのだろう? どのトマトが甘いのかな? 発砲スチロールの飛行機は飛ぶかな?

まちの抱える課題
~富士市市民活躍・男女共同参画課~

少子高齢化やまちを離れる若者が多く、人口減少が叫ばれる中で、女性活躍に期待する部分は間違いなく大きくなっていきます。今回の講師は全員リケジョです。「女の子でも理系を選択してもよい、働く女性ってカッコイイんだよ! ということを子どもたちにも分かってもらいたい」「もっと女性の意見が反映される世の中になれば」これが今回の事業をリケジョが担っている理由です。 ジヤトコで活躍する若きリケジョの皆さんもきっと子どもたちに刺激を与えられたはずです。

『そこでリケジョは何を思ったか』

ごりちゃん(大木さん)

最初は自分に何ができるかを試してみたかったのです。子どもたちに「なんでこうなるのか知りたい! これも試してみたい!」「楽しかった」と言ってほしくて徹夜で準備しました。その甲斐あって、子どもたちにも保護者の方にもワクワクするプログラムを提供することができたのではないかと思います。そして、私自身も発見から挑戦、まとめまでの過程をワクワクしながら支援することができました。また、事業を通してたくさんのプロフェッショナルな人たちと出会えて、刺激をもらいました。参加して本当によかったです。

ゆうぽん(望⽉さん)

「私なんかで役に立てるのかな、賑やかしぐらいしかできないかも」「でもこんな私でも誰かを笑顔にできたら素敵だな」と思い、参加を決めました。子どもたちの自由な発想や着眼点は本当にすごいです。自分が教えるために参加しているはずなのに、気づいたら子どもたちが純粋にがんばる姿から多くのモノを得ることができました。これからも周りを笑顔にする活動に積極的に参加していきたいですし、自分がパワーを与えられる存在になりたいと思っています。

みゆちゃん(河野さん)

自分の周りにも小学生の時から理系科目に苦手意識を持っていた子がいました。自分の身近にある「なぜ?」が分かったら面白いと思うし、興味もわいてくると思うんです。子どもたちはすごく純粋に、「なぜ?」をぶつけてきます。着眼点がとても面白い、だから私たちも本気で調べて、本気で応えようとします。それが私自身の勉強にもなるんです。子どもたちが小さい時から苦手意識を持ってしまわないように「分かっちゃえば実は楽しいことなんだよ」ということを身近な出来事を通じて教えていけたらいいなと思います。これからも子どもたちに興味を持ってもらえるような活動に関わっていきたいです。

なんべちゃん(南部さん)

子どもたちはじっくり考えるタイプの子や先が気になってどんどん進めていくタイプの子などそれぞれに個性があります。接する子どもに応じて、声のかけ方や導き方を工夫することの大切さを学びました。これは仕事でも同じ。子どもとのコミュニケーションを通じて自分が仕事を進める上でのヒントが得られた気がします。これからも子どもに関わるボランティアに関わりたい、そして、技術職や研究職に興味を持ってもらえたらうれしいです。

取材者から一言

今回参加した4名のリケジョの皆さんは日頃からジヤトコの社会貢献活動に参加する中で、企業にとって地域から感謝されることの大切さを、身をもって体験している人たちです。そんな彼女たちが会社の枠を超えた活動に一歩踏み出したのです。これがどれだけステキなことなのか、4人それぞれに新たな気づきや学びがあったことは間違いありません。そして、今回のサポートをきっかけに、周りに影響を与えられる人へと成長を遂げるのではないでしょうか。そんな人たちが今日もジヤトコで働いていると考えると、とても誇りに思いますし、このような会社の枠を超えた活動への参加が自然と伝播し、仕事もプライベートも充実した、生き生き社員が増えていくといいな、と思います。彼女たちが次のジヤトコを支える存在になる未来も近いはずです。

会社の枠を超えて何かやってみたいと思った(富士市にお住まいの)リケジョの皆さん、おやこそだちの会 本多さくらさんが待っています。なお、おやこそだちの会では、お母さん向けの働くを考える講座、性教育、お料理、アート、ゴミ拾いなど幅広い活動を実施しているそうです。

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