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役定監督者インタビュー ~FY23感謝状贈呈式~ 次から次に飛び出る監督者たちの興味深いエピソード

今年で3度目となる役定監督者への感謝状贈呈式潜入取材。今回は安全健康係長/係長/工長の代表者にお話を伺いました。3名は旧知の仲とあってインタビュー取材は大盛り上がり!どんな話が飛び出したのでしょうか?
※役職はFY23時点で記載

感謝状贈呈式

3月20日、富士1地区Global Training Center(教育センター)で、2023年度で役付終了となる監督者への感謝状贈呈式が行われました。式に出席した吉野専務(生産部門長)、秋山常務から御礼とねぎらいの言葉を掛けられるとともに、感謝状が授与されました。

吉野専務から感謝状を贈られる木村さん(第二製造課)

秋山常務の挨拶

代表者インタビュー

インタビューを快く引き受けてくれた3名の方に監督者時代の思い出を伺いました。
電動化ユニットと従来ユニットの違い、物流の2024問題、会社に貢献したエピソードNo.1のお話など、興味深い話がたくさん飛び出しました!

左から小川さん、廣瀬さん、加茂さん

廣瀬さん

経歴

  • 1988年:
    日本自動変速機(ジヤトコ)入社
  • 2006年:
    初の監督者、工長に就任
    工長としてCVTインターナルギア、Jatco CVT7 プーリーなどを担当
  • 2014年:
    係長に就任
    係長としてCVT7ギア、Jatco CVT8箱、4速AT、電動ユニットなどを担当
  • 2023年:
    安全健康管理係長に就任
    X-in-1製造ライン立上げの安全性確認を担当

本日を迎えられての率直な感想

ほんとうに、あっという間だったと感じます。

修羅場な話/達成感を得られた話

工長時代の話です。品質トラブルが続き、何か問題が起こるのではないかと日々不安な気持ちで過ごしていました。時には週末に自分の製造ラインを覗きに行ったこともありました。時間にして10分ほどですが、製造ラインを見てトラブルが起こってないことが分かると夜安心して眠れるんです。この経験を乗り越えた時には強い達成感を得られました。
当時は大変でしたが、今となってはその時の経験があって今があると感じます。苦労は買ってでもしろ!という格言がありますが、こういう厳しい経験を通じてレベルアップができましたし、信頼できる仲間とも繋がることができました!

インタビュー風景。序盤、記憶を呼び起こす。

命を吹き込む工程、電動ユニットとCVT製造ラインの違い

安全面での話をすると、一番大きな違いは組立工程でモーターを作る、つまり磁石、磁力を扱うところです。何もないところに磁気を入れる工程を私たちは「命を吹き込む工程」と呼んでいるのですが、とても怖いと感じます。時計やスマホはもちろん、ペースメーカーなど命に係わる機器も近づけば一発で壊れてしまうほどの磁力です。
電動化ユニットを製造するには、磁場・磁気の特性を理解したり、電気的な知識など、新しい知識を身に着けることが必須なので、誰もがリスキリングしていかねばならないと感じます。これは安全だけでなく、技術や品質の面でも変わりませんね。

感謝のメッセージ

今まで私とかかわって仕事をさせていただいた全ての皆さまに感謝しています。困った時は、誰かが必ず手を差し伸べてくれました。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

今後のチャレンジ

4月から安全健康管理部に異動し、安健係長会議事務局や交通安全などを担当します。これまでの経験を活かして、現場安健係長のサポートをしっかりと行い、何より皆さんと「楽しく」仕事をしたいと思います。

職場の仲間たち、みなさん最高の笑顔です!

加茂さん

経歴

  • 1989年:
    日本自動変速機(ジヤトコ) 中途入社
  • 2005年:
    初の監督者、工長に就任
    物流工長としてFR5速の物流を担当
    生産管理、出向、CVT7を経験
  • 2013年:
    係長就任
    物流係長としてCVT7の物流を担当
    CVT8、CVT-X、生産管理で物流安全などを経験

本日を迎えられての率直な感想

ここまで健康に仕事をしてこれたので、頑張ったな!と自分で自分を褒めてあげたいです。

修羅場な話

沢山あり過ぎたので、今回はゴメンなさい(笑)。 強いてあげるなら、異なる2つのCVT製造ラインを同時に見ていた時ですかね。1ラインだけでも大変なのに、2ライン同時にやるのは大変苦労した思い出があります。

物流スペシャリストの加茂さんに伺う、物流の2024年問題について

物流の2024年問題は、配送業者の働き方改革の問題だと理解していますが、我々も協力して物流従事者の待機時間を減らすことは当然考えています。
しかし、この問題はとても大きな問題です。個人的にはトラックドライバーやフォークリフトの操縦者など、日本全体で人員が不足していくと思っており、荷積みから輸送まで全てを自動化することが必要になると思いますが、実現するのは簡単ではありませんね。

インタビュー風景。中盤、話はヒートアップ。

製造ラインを引くときに大切なこと

製造ラインのレイアウトを引く時に重要なのは、最初に物流を考えることです。設備の場所を優先して先に決めてしまうと、モノが動かしづらくなって生産効率が悪くなります。モノが動くのだから、モノの導線を最優先に製造ラインを考えることが大切です。

感謝のメッセージ

自分だけでは乗り越えられそうにない課題が出た時には、必ず仲間が助けてくれたので、ここまでやって来れました。心よりありがとうございました。

今後のチャレンジ

4月から物流技術に取り組みます。私は物流への思い入れが人一倍強いのですが、電動化製造ラインの物流に携わることになると思っているので、今はとてもワクワクしています。やれる事はなんでもやりたいですね。

趣味のキャンプ。大好きなワンちゃんとのツーショット📸

小川さん

経歴

  • 1990年:
    日本自動変速機(ジヤトコ)入社
  • 2012年:
    初の監督者、工長に就任
    工長としてCVT8やCVT2を担当

本日を迎えられての率直な感想

寂しい気持ちもありますが、肩の荷がおりて少しだけホッとしました。

会社への貢献度No.1のエピソード

CVT8の加工で公差穴のバリ課題に取り組んでいた時の話です。毎週八木工場まで通って対応するほどの課題でしたが、僕がボールカッターという工法を思い付きました。採用してみると課題がピタッと収まったのです。その工法は現在も使われています。当時の同僚と一生懸命考え抜いた甲斐がありました。僕の中で会社に貢献したなと思えるNo.1のエピソードです。

インタビュー風景。終盤、大盛り上がりし楽しい雰囲気が伝わります!

監督者として喜びを感じる瞬間

工長になり、初めて耳の不自由な社員が組に入ってきた時のことです。その子が苦手としている計算を教え込み、一人前に育てようと組員みんなで取り組みました。指導役を優秀なリーダーにお願いしたのですが、なかなか上手くいきませんでした。そんな時、定年間近のおじさん社員が名乗りを上げ指導をすると、みるみる上達していきました。3年かかりましたが、一人前になってくれました。2人には強い信頼関係があったから成長できたのだと思います。
若手や障がいを持った子たちが成長していく姿を見る時、強い達成感を感じます。たまに成長したその子たちが元気に会いに来てくれる瞬間はたまらなく嬉しいです。

感謝のメッセージ

苦しい場面は何度もありましたが、どうにかここまでこれました。持つべきものは頼れる先輩、横のつながり、職場の仲間の支えだとつくづく思います。今まで、支えてくれた方々に感謝します。

今後のチャレンジ

4月からは美化班とES推進という新しい役割を担います。今後も、監督者の経験を生かして自分も成長しつつ、仲間たちの成長もサポートできるように仕事に取り組んでいきたいです!

仕事もオフも充実の小川さん! 職場では変革の書とともに。海では爆釣🎣

集合写真

最後に集合写真をお届けします。お世話になってきた監督者を探してみてください。
まだまだ精力的に活躍されている方ばかりですが、一旦ここで一区切り。長い間、お疲れ様でした。

安全健康管理係長/係長

工長Gr1

工長Gr2

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