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X-in-1デビュー! 関係者総取材

今年度、生産を開始した電動パワートレイン「X-in-1」に迫る企画の第2弾です。 前回の開発編では多くの反響をいただきました。今回は生産編です。富士3地区の鍛造・富士1地区、3地区鋳造の皆さんにお話を聞きました。

鍛造課 山本さん

鍛造課 山本さん

私はX-in-1の生産が、蒲原から3地区に設備が移設されて関わるようになりました。設備の品質確認や、不具合を技術の方々と情報共有しながら解決に導くことが主な業務です。ターニング工程(鍛造素材を加工しやすい形状に整える工程)は、X-in-1生産における最初の工程です。 私はもともとJatco CVT7のギアを担当していましたが、形状に違いがあるため、細かい品質確保などが苦労しました。多くの関係者の方々といろいろ議論したりすることで品質や不具合を解決でき、無事に生産開始を迎えられたと思います。

鋳造課 結城工長

鋳造課 結城工長

私はX-in-1のアウター担当として、製造サイマル(製品の開発プロセスにおける複数の工程を同時並行で進め、各部門間での情報共有や共同作業を行うこと)に入りました。 まずは日産自動車様からの転写のため、日産様の技術力や新しい設備の仕様を間近で勉強させていただき、今回新入機を採用することになりました。日産様はより厳しい基準で品質を見ているので、その判断方法や基準をX-in-1に織り込むことが出来ました。 また、アウターの重量が1.5倍に増えたため、今まで手作業だったものを助力装置に変更するなど工夫しました。 無事に生産開始できたことはうれしいですが、ジヤトコの今後の事業に大きく関わってくるので、生産影響が出ないように残された課題をつぶしていきます。

鋳造課 野村工長
鋳造課 木村さん

野村工長(右)と木村さん(左)

野村工長

私は1年半ほど、サイマルメンバーとして5-in-1のケーストランスの立ち上げに関わってきました。トランスミッションと比べて重量が増えたことで、なるべく人がモノを持たないような工程を作るため、色々工夫しました。

木村さん

試作時は割と順調だったのですが、生産開始後は不具合が発生してしまい、少し苦労しました。5-in-1はe-POWER用ですが、e-POWERは高速の燃費に課題があると言われているので、そこが改善されればいいなと思っています。

鋳造課 富田工長

鋳造課 富田工長

私は2023年から、製造サイマルの技術応援という形でX-in-1に関わってきました。立ち上げ当初の金型設計から、設備・条件の内容を技術員とともにやってきました。 これまではコントロールバルブの経験しかありませんでしたが、今回は800tの筒状の製品という、これまでにない金型形状なので、品質やマシンの稼働率の確保に一番苦労しました。クルマも買い替え時なので、自分が携わった製品を買おうと思っています。ホントです!多分(笑)。

詳細は動画でどうぞ!

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