(日本語) ジヤトコ流、技能者の育て方 ― FY25 技能系新入社員研修

(日本語) チームで学び、つながり、成長する2ヶ月間

この春、ジヤトコグループには50名の技能系新入社員が仲間入りしました。彼らは、ジヤトコのモノづくりを担う技能者としての第一歩を踏み出すべく、2ヶ月間にわたる研修に取り組んでいます。生産部門の人財教育は、JEPS統括部が中心となって実施しています。
研修では、社会人としての基本姿勢の習得から始まり、工具や機械を使用した実技研修まで幅広く実施。6月の本配属に向けて、基礎知識やスキルだけでなく、チームワークや課題解決力といった社会人としての土台を築いています。

(日本語) 宿泊研修でチームワークと計画力を磨く

5月初旬には、チームビルディングを目的とした宿泊研修を実施しました。マシュマロ、乾麺のパスタ、テープ、ひもを使い、制限時間内にできるだけ高い自立可能なタワーを作る「マシュマロチャレンジ」では、PDCAサイクルを意識した取り組みを体験。
さらに、宿泊施設から神社や寺を巡りながら富士第1地区のGTC（グローバルトレーニングセンター）までの約20キロを歩く「ウォーキングラリー」では、仲間との助け合いや計画的な行動の大切さを学びました。
こうした経験を通じて、新入社員たちは技術者としての基礎だけでなく、柔軟な発想力や協調性も育んでいます。

(日本語) マシュマロチャレンジやウォーキングラリーなどのグループワークを通してチームワークを学びました

(日本語) 目標に向かって一緒に長距離を歩くことで仲間との絆が深まりました

(日本語) 研修の合間のお楽しみ

(日本語) 研修生インタビュー：ジヤトコエンジニアリング・バヤルさん

(日本語) 研修後で疲れていたのに、とびっきりの笑顔でインタビューに答えてくれました

(日本語) 不安よりもワクワクした気持ち

「ジヤトコは元々知っていて、大手の自動車部品メーカーという安心感がありました。福利厚生も充実していて、入社が決まった時は親もすごく喜んでくれました」
そう話すのは、ジヤトコ エンジニアリングのバヤルさん（ニックネーム）。社会人になることへの不安よりも、「早く働きたい」という前向きな気持ちが勝っていたそうです。

(日本語) 印象に残ったのは“実感”を伴う工場見学

数ある研修の中でも、特に印象に残っているのは工場見学。
「CVTの工場を実際に見て、想像よりも広くて綺麗で驚きました。自動化も進んでいて、“ここで自分も働くのだ”と実感が湧きました」
座学での知識だけでなく、現場の空気に触れることで、技術者としての視野が大きく広がったと言います。

(日本語) 仲間との出会いと、心の変化

研修中はチームでの活動も多く、「ごはんに行ったり、カラオケに行ったりして、仲間が増えました」と笑顔を見せます。「なんとなくですが、大人に近づけている感じがします」。
配属予定の蒲原工場で活躍中の先輩社員からもアドバイスを受け、配属後のイメージも少しずつ具体的になってきたようです。

(日本語) ウォーキングラリーでの1枚

(日本語) 将来は“なんでもできる技術者”に

「これからは、なんでもできる技能者になりたいです!」
初任給で原付バイクを購入し、自動車免許の取得も目指しているというバヤルさん。社会人として、技能者として、一歩ずつ着実に成長しています。

(日本語) トレーナーインタビュー：グローバルトレーニングセンター（GTC） センター長・国元さん

(日本語) 「“人”とのつながりが、安心と成長を生む」
企業理念を、行動の軸に

「最も大切にしているのは、企業理念の浸透です。配属後はさまざまな課題や判断を迫られる場面があります。そのときに行動の軸となるのが理念です。だからこそ、繰り返し伝え続け、配属後も継続的に支援していきます」

(日本語) 学生から社会人への意識改革

「研修では、“与えられる側”から“与える側”への意識転換も重視しています。マインドセットの変化を促すため、さまざまな工夫を凝らしています」
また、課題解決能力の育成や、チームで働く力を養うため、同期同士のつながりを深めるカリキュラム構成にも力を入れているとのこと。
「昨今の社会情勢を踏まえ、トラブルを未然に防ぐためのコンプライアンス教育も導入しています」

(日本語) 今年の新入社員は?

「元気な印象ですが、少し学生気分が抜けきっていない面もあります。ただ、挨拶や返事などの基本的な反応は、繰り返し指導してきた成果が出ていると思います」

(日本語) トレーナーとして大切にしている姿勢

「一方的に教えるのではなく、“人として尊重する”ことを心がけています。まずは新入社員がどんな考えや視点を持っているのかを受け止めてから指導に入ります。だからこそ、私たちの方から積極的に声をかけるようにしています」

(日本語) 経験豊富なトレーナー陣が2か月間みっちり寄り添います

(日本語) 研修中、印象に残っている場面は?

「宿泊研修やウォーキングラリーなどのチームでの取り組みを通じて、新入社員同士の距離が縮まっていると感じます。グループ替えを頻繁に行うことで、多様な関係性が生まれ、刺激になっています。意外なペア同士が仲良くなっているのを見ると、とてもうれしくなりますね」

(日本語) 新入社員へのメッセージ

「まだ学生気分が抜けない人もいるかもしれませんが、配属先では“相手を尊重する”、“チームで協力する”といった基本を忘れずにいてほしいです。
悩みがあれば、年齢や立場に関係なく、誰でもいいので話してほしい。皆さんの成長が会社全体の成長につながります。私たちも、成長を支える存在でありたいと思っています。
明るく元気に、そして充実した会社生活を送ってください」

これから彼らがどのように成長し、ジヤトコの未来を担う存在へと羽ばたいていくのか――その歩みを、My JATCOはこれからも見守り続けていきます。