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教えて佐藤さん! 新入社員が社長に聞いた12のコトVol.1 新入社員の真っすぐな問いかけに佐藤さんが真剣に答えました!

5月17日、新入社員の代表4名が佐藤さんと対談しました。新入社員の皆さんは「社長を意識した時期は?」「電動化で、変えるモノと変えないモノは何ですか?」など、直球ともいえる質問を投げかけてくれました。佐藤さんはそれを真正面から受け止め、ご自身の経験などを踏まえて丁寧にお答えになりました。和やかな中にも本音でおこなわれた質疑応答を3回に渡りお伝えしていきます。どんな質問、どんな回答が飛び出したのでしょうか?

佐藤さんに挑んだ新入社員

今回挑んだのはこの4名です。

Q1:佐藤さんが「社長の座」というものを意識し始めた時期はいつですか?

志村さん

回答:入社1~2年目には社長になる、ということを意識していたかも

会社に入るまでは社長になるなんて全く考えていませんでしたね。九州から出るつもりもなかったですし。親がやっていた小さな木工所を継げばいいかな、なんてことを考えていました。大学時代に教授からいろいろ紹介されて関東に出てくることになるんですけど、最初に配属された富士2地区の鍛造にいた先輩で「俺は将来社長になる、目指す」という先輩がいたんです。仲が良かったので、その先輩から「社長になるためにはこうやらねば、こういうことが出来ねば」という話をよく聞かされていました。その時は意識していたつもりはないけれど、今思えばこの入社1~2年目で社長というものを意識したのかもしれませんね。人が夢を叶えるためには、社長でも、博士でも「自分はこうなりたい」ということを具体的にイメージすることが大事だと思います。ゴルフのパッティングでも、カップの向こう側まで飛び出すように打たないとボールは絶対に入らないですよね。夢を叶えるためには、目標の「その先」まで行こうとしなければいけない。ですので、皆さんも「将来社長になる!」と意識して頑張ってみてください(笑)

志村さん: 今のお話を聞いて、一生懸命頑張れば僕でも社長になれるかもしれないと思いました。意識してみたいと思います!

Q2:私は18年間生きてきた中で大きな挫折というものを味わったことがありません。佐藤さんのなかで大きな挫折の経験はありますか?

佐野さん

回答: 挫折はたくさん(笑)。失敗や挫折を恐れず、どんどん挑戦して欲しい

挫折の経験は、たくさんあります(笑)。うまくいくことと挫折することの繰り返しでした。23、4歳くらいの時に、「日本でその設備の動かし方を分かっているのは1人か2人」と言われる難しい鍛造設備を動かすことができたので、鍛造業界では有名人になったのです。そして私の提案でその設備を応用した新しい設備を富士に導入したのですが、最終的に動かせなくなって潰すことになりました。大きな挫折でしたね。また、九州工場に鍛造工場を作ることを計画し、200億円を投資する提案が通ります。ところが、バブル崩壊により計画が中止となってしまいました。九州工場には、今でも整地され、盛り土がされた場所が残っています。そこに行くと「ここに工場を造るはずだったのになぁ」と今でも思います。でも、私はこれらの失敗によって会社を辞めさせられることもなく、今の職位にいるんですよね。ですので、皆さんも失敗することを恐れずに、挫折することを恐れずにどんどん挑戦してほしいと思います。必ず支えてくれる人は現れるし、それによって人生がダメになるようなことは起こらないので。若いうちにたくさん失敗してもいいと思います。私はその経験が活きています。おかげでお金には結構うるさくなりました(笑)

佐野さん:ありがとうございます。佐藤さんのお話ほど大きな挫折は経験したことがありませんが、私も失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦していこうと思えました。

Q3:入社式のメッセージで、挑戦という言葉を頂いたのが強く印象に残っています。佐藤さんの「挑戦が成功に繋がったエピソード」を教えてください。

髙田さんの直球質問。答えを考える佐藤さん

回答: 相手の心を考え上手く説明する力や、周りを引っ張っていく力を積み上げる

先程の挫折の話と繋がる話をさせてもらいます。入社してすぐ、先輩たちが何代にもわたって立ち上げられなかったクロスロールという難しい鍛造設備を任されました。「先輩ができなかったことが私にできるのか?」とも思いましたが、「この仕事がうまくいったら自分の未来は明るい。チャンスだ!」という前向きな気持ちに切り替えて仕事に向き合いました。これが最初の挑戦です。そして、本当にうまくいったんです。始めはわからないから、三日三晩その設備の前に付きっきりで部品が作られるのを見ていました。眠くなったらその辺の椅子に座って寝てました。現場の工長さんに「なんだお前まだいるのか?」なんて言われたりもしましたね(笑)。そして、何となくわかってきたのは三日目の朝、その後、その設備の使い方をものにして、横浜の大学の先生と論議したりするまでになりました。 もう一つの成功の話は、200億円の費用をかけて中止になった九州工場の「その後」の話です。200億円が捨てられてしまうのが悔しくて。そのうちの160億円は設備だったんですが、いつかこの設備を使ってやろうと考えて、海外梱包という海外に持っていっても錆びない梱包をして横浜工場の端のほうに寝かせたんです。そして、私はエンジンなどユニットの将来戦略を企画する部署に異動になったのですがこれはチャンスだと思いました。実は、私が九州に導入しようとしたのはV6エンジンの設備でした。その頃の日産車は直6エンジンが主流だったのですが、V6エンジンが採用されれば、寝ている設備が復活するぞ!ということで意気込み、関係各所でV6エンジンの素晴らしさをアピールして回りました。もちろん私の力だけではなく、周りの方々のサポートも徐々に増えることで、日産のエンジンがすべてV6エンジンに切り替わっていき、横浜に寝かせていた設備を復活させることができました。160億円が返せたのです。これも挑戦が成功したエピソードです。

人への説明とか周りを引っ張る力っていうのはそういうところから少しずつ身についてきたのかもしれないですね。相手を見て、どう考えているかを感じながら、周りを説得して動かして、ぜひ挑戦を成功に導いていってください。

髙田さん:私は上司の方に相談しながら自分がどんどん成長できる環境を、自分自身の力で作っていきたいと思っています。これが私の挑戦です。

Q4:佐藤さんが考えるジヤトコの魅力を教えてください。また、この先ジヤトコで守って行きたいこと、変えて行きたいことについて教えてください。

杉本さん

回答: 真面目で真摯な性格は守りつつ、技術、扱う製品、人のスキルは変えていく

難しいけど面白い質問ですね。私がジヤトコに来たのは2003年でしたので、もう20年になります。この会社はCVTビジネスを軌道に乗せることを目的にできた会社で、そういう意味ではCVTビジネスは上手く行きました。でも、CVTをモノにするのはとても大変でした。それはCVTが非常に繊細な技術の塊だからです。まるでガラス細工を扱うような感覚でした。そのガラス細工を工業製品として生産するために、私たちはとても厳しいルールを作りました。でも、ジヤトコの社員はその厳しいルールをきちっと守ってくれるんです。まじめで、真摯で、決められたことを守る。私はその性格が大好きなんです。この性格が会社の土台であり、それは絶対に守っていかなくてはならないと思っています。

一方で、変えていくもの。自動車業界は現在100年に一度の変革期。電動化へのシフトは待ったなしです。CVTを作りあげてきたこの会社の真面目な性格は変えずに、技術、扱う製品、人のスキルは変えていく必要があります。ジヤトコには他にもギア、歯車、組立技術、クルマに対してお客さまの走りを追求する力、などといったさまざまな強みがあるので、これらをフルに活かして電動化をやっていきます。 もう一つ変えたいのはDXです。4年くらい前に社内のデジタルに明るい人をみんな集めてデジタルイノベーションチームを作りました。これを上手く使って、メタバースの世界へどう入り込んでいくか。これも絶対やり遂げなくてはなりません。

杉本さん:私自身は一つの事に熱中することができ、あきらめずにやり通すところが良いところだと思っています。一方で、周りが見えなくなってしまうことがあるのです。

佐藤さん: それ、ジヤトコと一緒ですね。一つの事に集中して難しいCVTの生産を実現してきたけど、今は、電動化に対応していかなければいけません。周りを見ることが大切です。ぜひ杉本さんも周りを見て自分を変えていってください。

新入社員の皆さんの鋭い質問はいかがでしたか?佐藤さんの回答を真剣な眼差しで聞いていたのがとても印象的でした。次回はどんな応酬が繰り広げられるのでしょうか? 第2回をお楽しみに。

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