My JATCOのQRコードです。
ご紹介の際に活用ください。

QRコード

×閉じる

34+

ジヤトコのサステナビリティ#1 マテリアリティを基に考えてみよう!

近年、持続可能な社会と企業の成長を目指す「サステナビリティ」が注目されています。グローバルで企業活動を行うジヤトコも、「サステナビリティ」を企業活動の中核と位置づけています。今回はジヤトコのサステナビリティを推進する経営企画部の藤田さんと原田さん、グローバル広報部の馬渡さんにお話を聞きました。(取材・撮影場所:ふじさんエコトピア)

(左から)司会のグローバル広報部 山田さん、経営企画部の藤田さん、原田さん、グローバル広報部の馬渡さん

サステナビリティとは何でしょうか?

藤田:サステナブル(sustainable)は「持続可能な」という意味の形容詞、サステナビリティ(Sustainability)は名詞です。1987年に環境と開発に関する世界委員会(WCED)で公表された報告書「Our Common Future」をきっかけに広まりました。
気候変動や資源依存、人権に関わるさまざまな問題など、世界は多くの課題に直面しています。持続可能な社会の実現には「経済活動」の推進だけでなく、経済活動で生じる「環境」や「社会」への影響も踏まえた行動が必要とされています。ジヤトコもそれらの課題解決に向けて、企業としての役割を果たしながら、社会に多様な価値を提供するための取り組みを進めています。

ジヤトコの取り組みについて教えてください。

原田:ジヤトコは2014年に「よき企業市民」を掲げ、積極的な社会貢献活動を実施してきました。鮎の稚魚放流は1999年から今も続いている活動です。
本業でも、環境にやさしいCVT/ATの開発や、トランスミッションを再生させるリマン事業などを手掛けてきました。
2021年からはSDGsを広めるため、グローバルで浸透活動を実施。翌年にはサステナビリティの基本方針とマテリアリティを策定しました。

マテリアリティとは何でしょうか?

馬渡:マテリアリティとは、さまざまな社会課題や環境課題に対して総合的に取り組むのではなく、「自社とステークホルダーにとって重要な課題は何か」を特定し、優先順位を決めていくことです。ジヤトコは5個の大項目に紐づく18項目を決めました。2023年5月の「人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMA」で初めて社外に紹介しました。

昨年12月に「サステナビリティレポート2023」を発行しましたね。

藤田:はい。ジヤトコは2005年から環境と社会の活動をステークホルダーの皆さんに紹介するため、「環境社会報告書」を発行していました。一方で社会のサステナビリティへの関心が高まる中で、環境やガバナンスに関する方針や取り組みをより包括的に紹介できるように、2023年にジヤトコとして初めて「サステナビリティレポート」を発行しました。
サステナビリティレポートの発行と合わせて、企業サイトにサステナビリティのセクションを作ったり、ポータル「JOY」にサイトを立ち上げたりして、情報発信強化にも努めています。
レポートは私たちの取り組みを皆さんに理解していただきたいという大切な目的がありますが、それだけではなく、レポートを作るという作業を通して、自分たちの活動を振り返るということにもつながっています。EcoVadisなどの外部機関からの指摘も織り込みながらレポートを作ることで私たちの活動そのもののパフォーマンスも上げていきたいと考えています。

ジヤトコのサステナビリティサイト(左が社外、右が社内)

具体的にどのような活動をされているのでしょうか?

原田:先ほどお話しした通り、ジヤトコは既にサステナブルな活動を行っています。環境については2050年カーボンニュートラル達成に向けた取り組みや、社会面でも人権デューデリジェンスを実施したり、人権方針を決めたりして活動を進めています。調達はサプライチェーン強化、法務はガバナンス・法令遵守に対する重要性の意識を上げるための活動をしてくれています。
2022年度にマテリアリティを決めましたが、マテリアリティを設定したからと言って特別な活動をやるわけではありません。皆さんの日々の仕事がマテリアリティや社会課題解決につながっていることを感じてもらい、「自分ごと化」してほしいです。マテリアリティ達成に向けた活動については次回以降、詳しくお話しします。

サステナビリティ経営実現に向けたサイクル

馬渡:4月に新入社員向けの研修を行った際、若い皆さんのサステナビリティへの感度の高さを感じました。サステナビリティ推進にあたり、原田さんと馬渡で環境省認定の「脱炭素アドバイザー ベーシック」の資格を取りました。我々もスキルを上げながら推進していきたいです。

4月に行った新入社員向けのサステナビリティ研修

原田:私たちはこれから、サステナビリティの重要性を社員の皆さんにより深くご理解いただくため、様々な企画を考えていきます。よろしくお願いします。

関連記事