“EV×変速機”の可能性を感じる試乗会
NISMO 23号車ドライバー・ロニー選手も驚くそのポテンシャル‼
12月3日に開催されたNISMO FESTIVAL2023。会場となった富士スピードウェイのマルチパーパスコースで、ジヤトコが独自に手掛けるEV(Electrical Vehicle、電気自動車のこと)の試乗会が開催されました。 ジヤトコオリジナルEVの特徴、実力はいかに?
ジヤトコオリジナルEV
今回準備したEVは4車両。特徴は、市販されているICE車両(*エンジンとトランスミッションを搭載した車両)をベースに、ジヤトコのお家芸である変速機とモーターに載せ替えた車両であること。まずは、今回仕立てた試作車をご紹介します。
①5速AT×EV(ハイパーEV)
現在、5速ATを搭載して市販している日産キャラバン。その5速ATのトルクコンバーター部分をパワフルなモーターに載せ替え、レイアウトを工夫して搭載した“ハイパーEV”を作りあげました。
②7速AT×EV
市販されている日産キャラバンを最小限の変更でEV化した車両です。変速機はそのままに、エンジンを同程度の出力を持ったモーターに載せ替え、EV化を実現しました。
ハイパーEV
7速AT×EV
③軽商用バン(NV100)×EV
NV100は日産自動車の商用車バンです。エンジンをモーターに置き換え、5速MTと組み合わせました。
④タイタン×EV(※試乗会は実施していません)
タイタンは9速ATを搭載し、北米市場で販売しているピックアップトラックです。2023年5月の人とくるまのテクノロジー展2023で展示した開発中の電動化ユニットを搭載し、EV車両を仕立てました。
タイタン×EV
NV100×EV
NISMOドライバー ロニー選手も絶賛🚘
試乗会より一足先に、NISMOスーパーGT500、23号車ドライバーのロニー選手にハイパーEVを試乗していただきました。興奮するロニー選手の試乗動画をどうぞ(動画2分強)
ロニー選手試乗中
感想を述べるロニー選手
試乗会、お客さまの反応は⁉
12月3日、「EV×変速機の可能性を感じる試乗会」と題して、一般のお客さま約40名に試乗していただきました。特にハイパーEVの評価が高かったようです!
試乗者コメント(※原文掲載)
- 音は違いますが、フィーリングがエンジン車のようでおもしろかったです。
- 加速が良かったです。気持ちいい感じで、変速のガガガという感じもなく、すごく良かったです!
- 5速ATのEV車両の方が好みでした。トルクのつながりなどもスムーズで良かったです!
公開・NISMO FESTIVAL2023イベント動画
最後に、NISMO FESTIVAL2023イベント全体の様子が分かる動画をお届けします。 日産自動車㈱のEVやe-POWERに搭載されるX-in-1、人とくるまのテクノロジー展で展示したe-Axleのほか、NISMO車両で走行試験中のクラッチ(カエギリスLSD)やSDGsに関する取り組みなどをアピールしたジヤトコブースの様子もご覧いただけます。 また、ジヤトコがスポンサー契約をしている静岡大学のフォーミュラーチームを招き、フォーミュラーカーも展示するなど、大賑わいとなりました。 ジヤトコはこれからも可能性を拡げるためにチャレンジしていきます‼
ジヤトコブース写真①
CEO
静大フォーミュラーチームの皆さんと佐藤CEO
可能性を拡げて行くぞ‼