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電動化のキーマン‼︎ 時短勤務で働く子育てママ 廣岡さんの働き方 充実した制度とサポートから生まれるジヤトコでの女性の活躍。

高効率生産を実現するために必要なロボット技術。この領域でジヤトコの第一人者となっている女性がいます。ユニット技術部の廣岡さんです。 子育てに奮闘しながら、時短勤務という限られた時間の中で、仕事と家庭をどのように両立をしているのか?その秘訣を教えて頂きました!

廣岡さんプロフィール

高校(農業系コース)卒業後 ジヤトコ入社。 家を建てることを夢みて、地元の有名企業であるジヤトコへの入社を決める。 入社時は組立ライン部署に配属され、その後上司の推薦を受けて現在のユニット技術部へ異動。出産に合わせて1年ほど育児休暇をとり職場へ復帰。 高校時代は吹奏楽部に所属しており、現在もトランペット演奏を趣味としている。

ロボット技術に携わるまで。入社から現在までの道のり

組立ライン部署からユニット技術部へ

入社当初はどのようなお仕事をされていましたか?

入社当初は組立ラインの部署に配属されました。初めての社会人生活で慣れない仕事をこなすことで精一杯でした。また、広い工場内をあっちこっちと走り回っていたので、体力的な疲れが出ていたのか上司に気にかけていただくことも多々ありました。

どのような経緯でユニット技術部に異動になったのでしょうか?

当時の上司である高橋さんから、女性の活躍の場を広げるためにとユニット技術部への異動を打診されました。同時に、ユニット技術部と製造部を密接につなぐ架け橋のような人財を作りたいとも考えてもいたようです。実際、仕事内容がわからない部署だったため不安もありましたが、せっかくお話をもらったのでチャレンジしてみたいと思いました。

当時を振り返る廣岡さん

ユニット技術部へ異動後、ロボット技術はどのように学びましたか?

まず、ロボット操作の基本を学ぶため、二つの教育研修に参加しました。 プログラムの基礎を学ぶ座学や、実機を使った研修などを行いましたが、正直自分がこれからやっていく手応えは全然感じられませんでした。しかし、実習にて自分が組んだプログラムで、簡単なピッキング作業をするロボットが動いた瞬間はとても感動しました。その時の記憶は今でも鮮明に覚えています。

ピッキングの動作確認

調べる・聞く・試す! 苦労を経て勝ち取った実績

研修後、ユニット技術部での仕事に苦労などありましたか?

最初はわからないことだらけだったので、とにかく調べる・聞く・試すことをひたすら繰り返していました。知見を溜めていくしか方法はないので、最初はいろいろ苦労しましたね。 ロボット技術は新しい分野のため社内でも解決できないことが多々ありました。しかし、自力でどうにかするしかなかったので、教育研修時に出会った講師の方などに積極的に相談して1つ1つ解決していきました。 このような経験を通じて自分の成長を実感することができ、やりがいも大きくなっていきました!

培った技術が評価された場面などありましたか?

2023年2月に社内で開催した全社技能競技大会*のロボット部門*に出場しました。技能を試す場として「ぜったい負けたくない」と意気込んで大会に挑み、結果ノーミスの100点満点で優勝できたので、ほっとしたのを覚えています。 ※全社技能競技大会:技能員が日々の修練を競う大会 ※ロボット技術部門:ロボットを操作し、狭い通路に接触することなくワークを移動させるイライラ棒と、ブロックパレタイズの位置ズレ教示をその場で行う正確性とタイムを競います。

全社技能競技大会で奮闘する廣岡さん

育児休暇明けから時短勤務へ。充実したサポートから生まれる女性の活躍

廣岡さんが子育てをしながら新しい分野で働く背景には、上司である高橋さんの存在が欠かせません。ここからは高橋さんも交えて、ジヤトコでの働き方について聞いていきたいと思います。 仕事もプライベートも充実させている廣岡さんの働き方を覗いてみましょう。

写真右:高橋さん

時代とともに変わりゆく意識。ジヤトコの制度について

育児と仕事の両立におけるジヤトコの制度について教えてください。

高橋さん:30年ほど前から女性社員も増えてきたことで、徐々に働き方に対する職場の意識が変わってきました。その変化を受けて会社が制度を整え始め、現在では誰もが働きやすい環境になってきたと思います。

廣岡さん:時短勤務で働く方は周りにもたくさんいました。 私が大変に思ったのは、子供が保育園に入りたての時、体調不良などで急なお休みをとることが増え有給休暇がなくなってしまうことでした。しかし、ライフサポート休暇*を活用することでうまく乗り切ることができたので、本当にありがたい制度だなと思いました。 ※ライフサポート休暇:有給休暇とは別に、育児・介護・自身の傷病などで12日間休みを取得できる制度

育児休暇からの復帰ついて教えてください。

廣岡さん:職場に復帰する前に上司と面談する機会がありました。復帰先部署の希望は聞いていただきながらも、「今の部署に戻ってきてほしい」と上司の要望もあり、ユニット技術部に戻ることにしました。実際、頼られて嬉しかったことと、新しい分野で苦労して培った技術をこのまま無駄にするのはもったいないと感じてもいました。 また、面談の段階で時短勤務の話はしていました。ユニット技術部には時短勤務で働いている人がいないこともあり、私が見本となることで女性社員の活躍の場をより広げられるのでは?と思い、厳しい道ですがチャレンジすることにしました。

時短勤務での工夫などあれば教えてください。

廣岡さん:スケジュール管理をこまめにチームメンバーと共有しています。仕事の納期に間に合わないと感じたら、早めに助けを求めるように心がけています。

高橋さん:一人ひとりのスケジュールとチーム内の業務の進捗を把握しているので、急な欠員が出た場合も誰かがフォローして対応できるチーム体制を整えています。

私生活が一番大事!

育児と仕事の両立について意識していることはありますか?

高橋さん:とにかく生活を一番大事にしてほしいと思っています。生活のバランスがきちんととれることで、仕事の質も良くなると私は思っていますからね。

廣岡さん:2023年の末に、誰もが知る大企業の女性社員が工場見学に来た時、ジヤトコの時短勤務の利用状況に驚いていました。他の会社ではなかなか使えなかったりするようなので、会社には大変感謝しています。業務終了の時間になると、「そろそろ終わりの時間だよ、片付け始めよう」とチームメンバーが笑顔で声をかけてくれますからね! そのためプライベートも充実して過ごせています。朝は子供と手をつないで登校したり、夕食後は家族でテレビを観たりと団らんの時間も取れています。そして子供が寝た後には、社会人になって始めたトランペットの練習をこっそりとやるのがいい息抜きの時間になっています。そのトランペットは初めてのボーナスで購入し、いまでも大切に使っています。

ZASSOから生まれるジヤトコのコミュニケーション

廣岡さん:育児や趣味に時間が割けるのはサポートあってのことだと感じています。社内では日々ZASSO(雑談、相談)コミュニケーションをとっているので、何かと相談がしやすい環境であることも重要だと思います。

高橋さん:ジヤトコにはZASSOという気軽に雑談や相談をしあう文化があります。お菓子でもつまみながら雑談や相談をラフに話せる環境づくりを意識しています。だんだんと当たり前にZASSOができる職場になってきましたよ。

廣岡さんが思い描く未来

ロボット技術は電動化に向けて、作業効率を上げるために必須の技術と感じています。 導入基準の問題などまだまだ課題はありますが、部署を跨いだ技術的な施策や、様々な作業に対応できる移動式ロボットの可能性など、発展できることはたくさんあると思っています。これまでに自分が手掛けたロボットの工程が製造ラインで活用されていますが、さらに皆さんに喜んでもらえる技術を提供できるように頑張っていきたいです。 この恵まれた環境のジヤトコなら、家庭や趣味を大事にしながらも私の思い描く未来を実現できると思います。

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