Vol. 46 / 2024.11月号特集 NEW

皆さんの声に精一杯応えます! #鍛造課編

My JATCO発行から10月で4年がたち、ますます士気が上がる編集部員たち。そのモチベーションの源は、読者の方々からの𠮟咤激励です。そんな皆さんからのご意見を可能な限り反映すべく、今回から新企画が始まります。その名も「皆さんのご意見に精一杯応えます!」

記念すべき第一回は、3地区に勤務する鍛造課の稲岡さんと塩崎さんです。

読者の声（一部編集）：鍛造課工長の前澤さん

鍛造課で頑張っている方がいるのですが、取材いただくことは出来ないでしょうか?稲岡さんと塩崎さんです。彼らは障がいを抱えながらも検査作業、帳票類の入力作業を実施しています。ハンデを感じさせない頑張りで日常業務にあたっています。
是非取材いただけるのであればお願いしたいです。

鍛造課稲岡さんと塩崎さん

お二人の業務内容を教えてください。

稲岡さん

稲岡さん：私は2022年4月に入社して、主に帳票類の入力業務や現場での磁気探索を担当しています。
磁気探索は簡単に言うと、製品の傷を見るための前の工程で、製品そのものに磁化を入れる作業です。入力業務については、内製ラベルを出すことが好きなのですが、どうすれば速くなるかを自分で考えたり、上司の浅井工長や2地区の鍛造課から来ている市川さんと話しながら改善しています。
また、私はパソコンが好きなので、エクセルの数式をもっと知りたいと思っており、分からないところは積極的に聞いています。
自分たちが関わったJatco CVT7やJatco CVT8が世の中に出ることはうれしいのですが、責任感のほうが大きいです。

塩崎さん

塩崎さん：私は2024年1月に入社し、暗幕の前工程を担当しています。具体的には、ATの部品にショット球をかけて磁化したものを流し、暗幕の作業者がチェックしてパレットに流しています。あとは「掻き鳴らし」と言って、フォークリスト作業者が操作しやすくなるような作業もしています。
最初は部品を確認するのが少し遅かったのですが、紙に書いて覚えられるようにしたり、分からないことをすぐに聞いたりして出来るようになったのが良かったです。分からないことはすぐに教えてくれるし、ミスをしても「落ち着いて良いよ」と声をかけていただけるのでうれしいです。
過去には相手に気を遣いすぎて疲れることもあったのですが、今は大丈夫です。自分が作ったものが形になって公道を走っているのはうれしいですね。

ジヤトコに入社した理由を教えてください。

稲岡さん：クルマ関係の仕事に就きたくて、高校3年時に実習生として2週間、今と同じ3地区で磁気探索を担当させてもらい、とても良くしていただいたことが理由です。

塩崎さん：製造業に興味があり、通勤のしやすさや大手であることが決め手でした。私はコツコツやるタイプなので、今の業務がとても合っています。

上司から見たお二人はどうですか?

浅井工長

浅井さん：2人は本当によく頑張ってくれています。稲岡さんは少しシャイなので、こちらから声をかけるようにしています。塩崎さんは話すのが好きなのですが、趣味の話をすればもっと盛り上がります（笑）。

では、お二人の趣味は何ですか?

塩崎さん：日本全国のご当地グルメや観光名所を調べて、「どういうルートで回れば楽しめるか」「どんなお土産に出会えるか」をMAP化するのが好きです。20代のうちに47都道府県制覇したのですが、これが生きがいです。

え!?そうなんですか。ちなみに名古屋のおすすめは?

塩崎さん：名古屋だと「ぴよりん」というカフェです。また、コメダ珈琲の元祖である「おかげ庵」もお勧めです。
ジヤトコの拠点がある岡崎市であれば、ゆるキャラのオカザえもん。一番好きなゆるキャラは滋賀県のびわ湖くんです。

稲岡さん：私はクルマが好きなので、よくドライブや温泉に行きます。富士山5合目までクルマで行ったり、夜景を見るために海ほたるに行ったりしました。

職場の雰囲気はいかがですか?

塩崎さん：鍛造課の皆さんは、私の障がいを理解いただき、配慮してくれています。失礼なことを言ってしまったり、病欠したりした後でも親身になって話を聞いてくれました。
私がちゃんと働けているのは、サポートいただけている方々のおかげです。

作業中の稲岡さん

稲岡さん：高校まではコミュニケーションが得意なほうだったのですが、社会に出る不安はありました。ジヤトコ入社後もどういう風に人と接していけば良いか分からずにいましたが、塩崎さんが入社してくれたり、係長の三枝さんや浅井さん、市川さんらに声をかけられたりすることで自信がついて、ある程度コミュニケーションが取れるようになりました。