My JATCOのQRコードです。
ご紹介の際に活用ください。

QRコード

×閉じる

12+

みんなでSDGsを考えよう! SDGs

皆さん、SDGsって最近よく聞きますよね。メディアなどでも頻繁に取り上げられているトレンドワードですが、ジヤトコとのつながりや関係性はあるのでしょうか? My JATCOでは今号から定期的にSDGsとは? や、ジヤトコにおけるSDGsの取り組みなどの情報をお届けします!
第1回は「そもそもSDGsって何? 」に加え、佐藤EVPのメッセージもご覧ください。

SDGsとは

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略です。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。環境・社会・経済に関わる17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。また、SDGsには単なる社会貢献ではなく、ビジネスに組み込み、取り組みの輪をより大きく広げていく考え方が求められています。

佐藤EVPインタビュー

Q. SDGsを広めたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

実は、私にSDGsを紹介してくれたのは皆さんなのですよ! 5年ほど前でしょうか、ある社員の方に言われました。「佐藤さん、ジヤトコはSDGsを経営方針に挙げないのですか? 」そういうことを私に若い人が言ってくれたのは驚いたし、うれしかった。私自身、2015年9月にSDGsが採択されたのは知っていましたが、当時は今ほど世の中に浸透していなかったこともあり、「ジヤトコもやるべきだ! 」という判断はしませんでした。しかし、2018年度に生産部門に戻ってきたタイミングで、SDGsを改めて勉強すると「これはやるべき指標だ! 」と感じました。2030年はそんなに先の世界ではない。これは早めに打ち上げたほうがよいと。

Q. SDGsに取り組むメリットは何でしょうか?

SDGsはメリットそのもの。取り組まないと企業人とは言えない。例えば、私は大河ドラマが好きなのでNHKで放送中の「青天を衝け(せいてんをつけ)」を毎週見ています。主人公の渋沢栄一と言えば、論語とそろばんですよね。企業にとって、お金を儲けること(そろばん)は大切で、そこには思いやりや社会に貢献しようという姿勢(論語)も必要。SDGsも同じだと。ただし、SDGsは構えてやるものではない。日頃やっていることとSDGsとのつながりを意識することから始めればよいと思います。ジヤトコでいうと、社会貢献活動もそのひとつ。水草刈りは美しい水辺を守ることで、地域のお役に立つことができる。ベルマークを集めるのもそうだし、アフリカの人に絵本を贈る活動もやってくれていますよね? あれもSDGsだと思います。

Q. 社員の関心度も高いようです
※今年2月の環境意識調査で約7割が「SDGsに関心あり」と回答。

社員の関心度は年々高まっています。皆さんの日頃の仕事には裏で多くの人が絡んでいます。つまり企業自体がSDGsに絡んでいる。ですから「特別なことをやろう」ではなく、日常業務の中でSDGsの17目標と169のターゲットを意識して動くことが大事だと思います。

Q. 生産部門のSDGs達成に向けた活動は?

昨年度から、環境マネジメントプログラム(EMP)の項目とSDGsとの関連を示す取り組みを実施したり、社員の環境意識が高まるためのビデオを作成したりと、いろいろやっています。当然、製造業としてCO2削減や産廃物削減は目標値を持っています。生産部門として今、一番力を入れて作り上げようとしているのはカーボンニュートラルの世界です。工務部部長の加藤さんを中心に2050年までのカーボンニュートラル達成に向けたロードマップを作っていますが、ブラッシュアップされてよいものになっています。2030年までのジヤトコ独自の目標値への道筋はおおよそ見えてきました。そこから先をニュートラルにするのは簡単ではありませんが、やるべきことははっきりしてきた。そこは工務部中心に早めにプランを完成させて動きたいです。

Q. 今後のSDGsのプロモーションついて

強弱はありますが、SDGsはジヤトコの全事業活動とつながっているので、自然と全社に広がると思います。例えば、商品の電動化や開発期間の短縮も結局はSDGsになる。そうしないと、ジヤトコもサプライヤーさんも企業活動ができなくなる。また、これからはジヤトコだけでなく、ほかとのパートナーシップも大事になる。とくに地域貢献はもっともっと強くしないといけない。本社のある富士市はもちろん、各拠点は各拠点の地域とつながってもらえればよい。例えば広州は広州、張家港は張家港、世界中どこでも。自分たちができるSDGsをやれば、地域に生かしてもらえると思う。

Q. 佐藤さんにとってのSDGsとは?

私が参考にしているのは5P(People:人間、Prosperity:豊かさ、Planet:地球、Peace:平和、Partnership:パートナーシップ)という考え方。SDGsの17目標を5つの目的ごとに分ける。そう理解をして、一つひとつやろうと思っている。例えば、Prosperityなら、とくにジェンダーやダイバーシティは我々に関係してくる。PeopleやPeaceはやる。Planet、 Partnershipも当然。全部になっちゃうか(笑)。個人的には社会貢献はやるべきものだと思っている。会社の社会貢献活動はなるべく参加しようとしています。被災地に対してお手伝いするとか、寄付とか、極力やろうと。もちろん、日頃やっていることもあります。ビニール袋や割りばしを使わない、ガソリンを使わず歩く、などです。でも、17目標を全部やるのは難しい。「各々が取り組みやすい目標からやる」ということでよいのではないでしょうか。

SDGsを支える「5つのP」 出典:国際連合広報センターHP「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェダ」(PPT) p.4

Q. 社員へのメッセージをお願いします

SDGs自体は難しく考えなくてもよいと思います。人へのやさしさ、人命を大切にする、人のものを盗まない、いきなりケンカ腰にならない。そういう基本的なところをやっていただければ、結果的にSDGsにつながります。そのなかで一番やりたい人間としての倫理とか、道徳とか守ってもらえばよい。「全社を挙げて、一緒にSDGsをやりましょう!」はもちろんですが、まずはSDGsを自分のなかで咀嚼してもらって、咀嚼したなかで、自分なりにやってもらえばよい。人間として生きている以上、周りに気を遣って生きていく。それがSDGsにつながっているはず。それにプラスアルファ、地球のため、会社のため、を意識してほしい。もちろんSDGsのことを勉強して中身を理解してもらうのは大事ですけどね。そういう意味では、My JATCOでSDGsを特集してもらえるのはありがたいですし、この記事を見てSDGsを知る、そして自分の仕事とどうつながっているかを理解していただく。そうすると自然とSDGsの達成に貢献することにつながるのではないでしょうか。

出前授業のお知らせ

グローバル広報部・経営企画部では、各部門向けにSDGs/カーボンニュートラル/DXの出前授業を行っております。7月21日には人事総務部門の全体集会で実施しました。

詳細はグローバル広報部・経営企画部 まで

関連記事