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19+

みんなでSDGsを考えよう!
あなたもできる「暮らしのヒント」と目標10のプチ解説
SDGs

これまで、17の目標のうち、1から9までの解説を行ってきましたが、皆さんにもっとSDGsを身近に感じていただくため、実は普段の生活の中で実践できる、しているという「暮らしのヒント」をご紹介し、あわせて目標10についてプチ解説します。

暮らしのヒント

環境省がウェブサイトで紹介している「SDGsを実践するための暮らしのヒント」には誰もが簡単にSDGsを実践できる事例が紹介されています。今回は、「フードレスキュー」と「チアショッピング」をご紹介します。
環境省「SDGsを実践するための暮らしのヒント」
https://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/patternlanguage.html
(イラストレーション/荒牧 悠 パターン・ランゲージ/鎌田 安里紗)

フードレスキュー

無意識のうちに、色や形がいいもの、長く保存ができるものを買っておこうと思ってしまうけれど、売れ残ったものや、期限が近づいてしまったものは、結果的に処分されることになってしまいます。

そこで、スーパーではレスキュー隊員になった気持ちで、家に連れて帰ってあげたい食材を探します。
個性がある形をした野菜たちは売れ残ってしまいやすいので、その子たちを積極的に選んでみたり、牛乳やヨーグルトなどを選ぶ際も、すぐに食べられる量であれば、期限が近いものを選びます。またレストランであれば、その場で食べきれないものは持ち帰れないか聞くこともできます。

そうすることで、食べものが無駄に捨てられてしまうことを防ぎます。また、期限が近いと、安くなっていることもあるので、お財布にやさしい選択になることも。

いかがですか?皆さん食品を購入するときに、新しいものや形のよいものを選んでしまうことが多いですよね。某有名ラジオドラマで主人公が娘に「お父さん、前取りだよ」とたしなめられていましたが、子どもたちは学校で習い、実践しようとしているようです。
*「前取り」スーパーやコンビニなどで手前の商品から購入すること。

チアショッピング

「買う」ということは、そのものの生産者さんやつくられた環境を「応援する」ということです。つくる過程にかかっている手間や、生産する地域の自然への配慮は、見た目や値段だけから知ることはできません。つくる人やそれを届ける人の思いを聞いて「この先もずっと残ってほしい」ものを買って支えてみるのも、ひとつのお買い物の楽しみ方です。農家さんと提携をすることで支え合うことも素敵な取り組みです。

買う側が価格だけで商品を比べてしまうと、10円安い20円安いといった価格競争になってしまって、売る側もそれに応えなくてはならないため、よいものづくりができません。

「買う」という小さな応援でも、続けることで大きな力になります。自分が好きなものをつくる人たちがより元気になることで、より素敵なものをつくって届けてくれるでしょう。

生産者の応援もSDGsの実践につながるの?と思いましたが、私たちのちょっとした取り組みにより生産者も喜んでくれ、品質が上がってくれれば言うことなしです。好循環っていいですね。

目標10 人や国の不平等をなくそう

世界中から不平等を減らそう

多くの国でかつてないほど格差が広がっています。2017年には、世界のもっとも豊かな1%の人が世界全体の富の約33%を持っていました。

世界にはさまざまな不平等があります。国と国の間でも不平等がありますし、国の中でも不平等があります。男女の間の不平等は途上国だけでなく日本にさえ残り、障がいのある人とない人、人種、民族、宗教などにも不平等があります。
この不平等を減らすことが、貧困や飢え、争いごとをなくすことにつながります。
 

私たちにとってこの目標10は、個人で解決することが難しい課題だと感じます。私ひとりがどんなにがんばったって、なにも変わらないと思いがちですが、見た目や言葉、慣習、宗教の違いを否定的にとらえるのではなく、違いがあるのは当然なことと受け入れ、相手を大切にする気持ちをみんなが持つことが大切です。ジヤトコでも「グローバルでの行動規範教育の実施」や「出自によって差別されない環境づくり」をはじめ、不平等の撲滅とダイバーシティの促進を行っています。

まずは身近なところから意識していきましょう。

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