新役員のご紹介 ~前編~
2023年度に役員となられた皆さんをご紹介
2023年度に役員となった6名の皆さんをご紹介します。ジヤトコの印象、ご自身の経験談、日々の心掛けに今後の意気込みなど、たくさんの質問に答えていただきました。前編ではeパワートレイン事業推進部門の新役員3名をご紹介。会社では知り得ないプライベートの情報もありますので、のぞいてみてください!
・兼久さん(eパワートレイン事業推進部門)
・川鍋さん(eパワートレイン モノづくり変革部)
・塩見さん(eパワートレイン プログラム推進部)
兼久 崇紀さん 常務執行役員(CVP) / eパワートレイン事業推進部門
Q.ジヤトコに来られて丸1年が経過しました。外から見ていたジヤトコの印象と1年経過しての印象について教えてください。
プロジェクトのQCT(Q:Quality、C:Cost、T:Timeの略。品質、費用、時間を指す。)で問題が起こった時にも最後は何とか解決してくれる頼もしさと、ビジネス面では会社としてのしたたかさがあると感じていました。入社1年経過した今は、そこに至るまでの過程ではドタバタと非効率が見えてきたので、ジヤトコチームの一員として改善に貢献していきたいと思っています。
Q.これまでの経験をもとに、ジヤトコをどのような会社にしていきたいですか。
AT/CVTとともにeパワートレインを収益の両輪としたバランスがよく健全な会社にしていきたいです。
私の今の役割はeパワートレイン事業を確実なものとするために、戦略を立て全社をリードしていくことと理解していますので、関係部門の方々とたくさん議論し、具体的な計画を早期に合意したいと考えています。
Q.今後の意気込みについて教えてください。
これまでで最もワクワクする業務・役割を与えていただきました。自身の思考・行動の殻を打ち破り、後悔しないように突き進みます。会社として総合力を最大化できるように、皆さんのハブになりたいと思っています。
Q.これまでの会社生活での一番の思い出を教えてください。
強いてひとつ挙げると、2014年に最初にPED(Powertrain Engineering Directorの略。日産時代の役職。)になった直後にダイムラーへ出張に行った時、知見がほとんどない中で会社代表としての難しい決断を突然迫られ、お腹が痛くなったことですね。その後徐々に腹が座ってきましたが、経験のなかったディーゼル担当もあわせて最もストレスフル、かつ成長を感じた2年間でした。
Q.社会人として心掛けていること、を教えてください。
稚拙な表現ですが、『大切な人は大切に扱う』 ことを心掛けています。
会社においては、ひとりで達成できる成果は何もありません。チームは人で構成されているので、チーム力を最大化するためには関係の質を高く保ち、メンバーの力を引き出すことが大事だと考えています。自チームだけでなく、関係部署の方々にも同様です。(行動が伴っていない時はどうかご指摘ください)
Q.座右の銘、バイブル本などあれば、教えてください。
『史上最強の人生戦略マニュアル(フィリップマグロ―著)』 が今も読み返すバイブル本になっています。10の“人生の法則”について述べられており、自分にとっては長い時間を経ても含蓄のある法則です。
Q.趣味を教えてください。(休日の過ごし方など)
ひとつは趣味の車でドライブすること。最近は引越しが続いたこともあり、なかなか乗る機会がなく残念です。
もうひとつはコーヒーです。豆の違い、淹れ方・器具などの違いによる味の違いを楽しんでいます。アフリカ系のフローラルで酸味のある浅煎りの豆が好みです。
Q.若手時代、趣味、お気に入りのお写真
川鍋佳弘さん/ eパワートレイン モノづくり変革部 担当役員(VP)
Q.これまでの経験をもとに、ジヤトコをどのような会社にしていきたいですか。
“自動車業界 100年に一度の変革期”の中で、今までのやり方の単なる延長ではこの流れについていけないのは明白です。よってこれまでの経験を大事な糧としながらも、既成概念にとらわれない、新しい発想や転換を先手で繰り広げられる雰囲気を大切にできる会社にしていきたいと思います。
Q.今後の意気込みについて教えてください。
新しい発想や転換を繰り広げるために、“自由に意見の言い合える雰囲気づくり”を大切にしていきたいと思います。
Q.これまでの会社生活での一番の思い出を教えてください。
やはり初の海外出向(2011年@ジヤトコメキシコ)だったと思います。当時、“スーパーフル生産”と呼ばれるほど高負荷生産が要求される中で、私は主に第2工場の立上げに尽力しました。生産技術しか経験のなかった私が、新サイトの土地探しから政府とのインセンティブ調整、電力会社との折衝、、、いろいろな経験をさせていただきました。同時期に隣のメキシコ日産自動車も第2工場の立上げを進めており、私のカウンターパーソンであったメキシコ人ダイレクターとは時には協力し合って、時には切磋琢磨しながらやっていたことをが昨日のことのように思い出します。
結果として新工場立上げ、当時のベンチマーク日程で達成できたのは、日本もメキシコも、そして日産もジヤトコも本当に多くの関係者の皆さんのご尽力の賜物だと思います。まさにOne TEAMでのPDCAを体感した大きな思い出です。
Q.社会人として心掛けていることを教えてください。
よい意味でのコンフリクト(論争)はとことんして、フュージョン(融合)した結果に最善の策があると思っています。いろいろな方向からの見方、考え方を踏まえた議論は大切だと思いますし、心掛けています。
Q.座右の銘、バイブル本などあれば、教えてください。
ここ10年ほど “儲かる企画づくりの実現とリード” を掲げてやってきました。やはり、我々は営利企業であることは間違いないので何をすれば儲かるか? は常に考え実行してきたつもりです。
Q.趣味を教えてください。(休日の過ごし方など)
とにかくゴルフです。心身ともにリフレッシュするにはよい趣味だと思っています。いつかエイジシュート(年齢以下のスコアで周ること)を目標に精進しています(笑)
Q.若手時代、趣味、お気に入りのお写真
若い頃からよく旅行に行きました!!(学生時代にハンガリー、ドイツ、フランス旅行時の写真)
塩見 淳さん/ eパワートレイン プログラム推進部 担当役員(VP)
Q.これまでの経験をもとに、ジヤトコをどのような会社にしていきたいですか。
ジヤトコは主力商品をステップ ATからCVTに大きく変化させ、CVT No.1 企業となりました。自動車業界では電動化が進みますが、外部/内部の変化に挑戦して同様にNo.1企業となりたいです。それにとどまらず、パーパスにあるようにジヤトコがさまざまなモビリティで可能性を拡げたと認知されたいです。
Q.今後の意気込みについて教えてください。
企画の良し悪しがプロジェクトの成否を分けることを肝に銘じて、プログラム推進に取り組みます。プロジェクトは舞台だと思います。プロジェクトに参加するメンバーが思う存分パフォーマンスを発揮できる舞台を用意したいと思います。
Q.これまでの会社生活での一番の思い出を教えてください。
根が開発なので不具合の対応です。いろいろと経験してきましたが、特にJatco CVT8のジャダーです。
一番痺れたのは北米現地日曜日に発生したジャダ―です。月曜日に日本に連絡が入り、翌火曜日に渡米することになりました。現地空港から車両工場に直行し現品を確認。その夜に車両工場のダイレクターたちに囲まれて状況を報告しました。
その後も同じような経験を重ね、度胸がついていきました。
Q.社会人として心掛けていることを教えてください。
自分のパフォーマンスを最大に保つことです。明日は今日よりも賢くありたいです。
Q.座右の銘、バイブル本などあれば、教えてください。
『質問志向の技術』 (マリリー G. アダムス著 / Discover21)です。V-up研修の一環で受けたコーチングのコーチから紹介された本です。人の思考は自分自身への質問の質で決まる。*アサーティブに思考、行動するコツみたいなものをつかんだ一冊です。
*アサーティブ:相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うこと
Q.趣味を教えてください。(休日の過ごし方など)
学生時代からサッカーをしていました。社会人になってからも日産テクニカルセンターでサッカー部に所属していましたが、アメリカ赴任を機に引退しました。赴任中はゴルフをさんざんしましたが、帰国してからは健康維持のためにランニングをしています。基本、インドアより外にいるほうが多い気がします。あとは庭の芝生のお世話です。
Q.若手時代、趣味、お気に入りのお写真
ジヤトコ米国赴任時代
お気に入りのランニングコース